私が今ハマってるドラマ「フランケンシュタインの恋」より
怪物と呼ばれているフランケン。
身体から有害な菌を放出するという特別な状態になった時に
人に触れたことで、その人を殺してしまった過去があります。
120年前のことです。
彼はそれから、森の中でひっそりと、たった一人で暮らしてきました。
そんな彼の前に、人間の女性が現れて、森から人間の世界へ連れ出してくれました。
フランケンは、ラジオのお悩み相談コーナーにハガキを出します。
「人を殺すかもしれない怪物は、人間に恋をしてはいけないのでしょうか。」
ラジオの人：どうして人を殺すかもしれないなんて思ったの？
この問いに対して、フランケンは、こう答えました。
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それは、僕が弱いからです。
自分に対して不安になるからです。
僕は、人間じゃないんです。
僕は一度死んだんです。
医学博士だった父が、120年前に蘇らせてくれました。
深い森の中で生まれて、一人で生きてきました。
ある人に出会って、森を出ました。
（ラジオの人：人間に恋をしたのね？）
そうです。彼女はとても強い人です。強くて優しいです。
僕は彼女のように、強くて優しい人間になりたいんです。
でも、まだなれないんです。
人間のことを、何も知らないんです。
まだ何もわかっていなかったんです。
100年も、彼女より長く生きているのに、何も。
だから、教えてください。
僕は、どうすれば人間のことを知ることができますか？
どうすれば、もっと強い人間になれますか？
「人は、悩むことで、変わることが出来る。」
天草さんに教えてもらいました。
僕の悩みは、彼女を守ることです。
彼女と一緒に、人間の世界で、生きていくことです。
その為には、もっと、人間を知らないといけないんです。
変わりたいんです。
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私は、このフランケンの言葉を聞いて
ボロボロ泣きました。号泣です。
私も、人間の世界で生きていこうと、自分で決めて、生まれてきたんだなあ。
そして、人間のことを知りたくて
今の仕事をしているのだなあ。。と。
「知りたい」
すべては、この思いがあるからこそ。
目の前のお客様の、身体のことを知りたい
真っ直ぐに向き合って、全エネルギーを注ぎたい
私が、そういう思いでいるから
お客様も、安心して私にお身体を預けてくれるのでしょう。
お客様の、日々のこと、嬉しかったことから悩んでいることまで
聞きたいから、知りたいから
私が、そういう思いでいるから
お客様も、不思議と何でも話してくれる
この人に聞いてもらいたい、と思ってくれるのだと思います。
前回の記事のつづきは、今日のブログになります。
（昨年の骨折）あれから一年たって。
私は今、大好きなお客様に恵まれています。
お客様は、毎回、私と会うこと、私の施術を受けることを、本当に、楽しみしてくれています。
私は、お客様のことを、たくさんたくさん、教えてもらっています。
人間のことを知りたい私にとっては
これが、最も嬉しいことなのです。
私は、独身で、子供もいません。
家族の縁が薄いので、家族親戚は本当に少なく
子供のころから既に祖父母もいなくて
今は、両親もこの世にいません。
フランケンの言葉に号泣したのは
森の中で暮らしていたフランケンに、自分を重ねたのもあります。
（一度死んだ、というところも）
怪物とは呼ばれていなかったけれど
「変わってる」とか「ヘン」だとか「あたまがおかしい」的なことは
常に言われてきました。家族にも。
「私は普通じゃないんだ。普通じゃない私が悪いんだ。」という
罪悪感をもちながら生きていました。
この罪悪感と、だれにも理解されない、という寂しい思いが、常にありました。
だから、基本、一人で過ごしていました。
人間と触れ合うことが、こわくなった時期もありました。
その恐怖が極限に達して、病氣になって
森の中に隠れるように、誰にも会わず、一人で家の中で約３年、闘病していました。
そんな私が、再び、人間の世界へ出てきたのが、2011年。
人の身体に触れる仕事を始めたのが、2012年です。
いま、毎日のように、お客様から、お客様のことを聞かせてもらっています。
この仕事を始める時には、想像もしていませんでいた。
みなさんが、こんなに心を開いて、私に、自分のことを話してくれるなんて。
結婚している方は、ご主人とのこと
子供がいる方は、子供のこと
仕事のこと、彼のこと、友達のこと
親のこと
生い立ちのこと
これらの不安
これからの希望
このことが、本当に嬉しい。
そして、みなさんが「こうなりたい」と思った方向へ、進んで行かれる姿を見せてくれるのも
本当に、本当に、嬉しいです。
愚痴や悩み事も、聞かせてくださいね。
悩むっていうことは、このままじゃいやだ、良くなりたいってことだから。
「じゃあ、どうなりたいのか」
そこを見つめられる勇気が出るように、お手伝いさせてくださいね。
「まずは、身体から」です。
あなたの思いを、その人生を、私に教えてくれて
ありがとう。
☆追伸☆
６月のご予約、残り1枠となりました。
6/25（日）15：30
昼間の早い時間帯は、７月中旬まで、ほぼ埋まりました。
昼間のご予約をご希望の方は、お早めにお問合せくださいね。