今回、足首の骨折&休業という機会を経て、離れていったお客様もいました。
たぶんガッカリしたんだと思います。
この夏だけでなく、開業してから今までにも、そういうことはありました。
今思えば、離れていった方は、私への依存が強くなっていた傾向があります。
・この人なら私を変えてくれる
・私が変わるためにはこの人は欠かせない
そのくらいに、強く思われていたと。
その方の中には、「茂木さんはこうあるべき」という完璧な理想の姿があって
それから外れてしまったら、その瞬間すぐに離れていく。
私は、施術の間だけは、お客様の身体と心に真剣に向き合って、その方が良くなるように心を尽くします。
その方の人生を変えることはできないし、したくもないけれど
(それは本人の課題だから)
乗り越えていける力、しなやかさ、生命力がつくように、施術をしています。
そして、結果も出て、本人が心から喜んでくれて、感謝してもらえたりしたら
私だって普通の人間ですから、すご~く嬉しくなるし、また仕事を続けていこう!と思えるのです。
それがあるから続いている。と言える。
けれど、依存が強くなってしまった方の場合
身体にも生活にも、かなりの変化(結果)が出ていたにも関わらず
私の言動がその人の完璧な理想像から、外れてしまうと
掌返したように態度を変えて、去っていく。
例えばですね。。
あるお客様に対して、
それまでは、いつも優しい言葉しかかけていなかったけれど
優しい言葉では、何度言っても、言いたいことが伝わらなかった。
だから、ある日、ストレートにものを言った。
「治りたくないって思っているうちは、治らないよ」とか。
それでも自覚できなければ、詳細に伝えた。
「働きたくない。って思ってるんですね、だから働かなくていいように具合悪くいたいんですよ。」
「○○できない言い訳が欲しくて、今の症状が欲しいんですよ、そうでないとプライドが保てないんですよ。」
やっぱり、プライドの高い人が多かったかな。
「ダメなこと」「出来ないこと」「したくないこと」が本人にあって、そのまんまの自分を自分で許せなくて
「体調不良だから」という形でプライドを守り、世間からも許可をもらいたいタイプ。
(人によっては、それが「夫が浮気してるから」であったり「子供が病気だから」であったり。もちろん全員ではないですよ。一部の方です。)
で、私にハッキリ言われると、依存してた人は、次の瞬間から、去っていきました。
そこまでの親切は要らなかった。ということですけどね。
その方が体調不良で悩み続けている原因が見えてくるので
そこから卒業するには「ここを自覚することが必要だ」と思って、お伝えしただけですが
これも今思えば、本人が、変わりたいと思っていなかったんだから
余計なお節介しないで、放っておけば良かったんです。
甘えているのも、働かないのも、それは善悪のどちらでもなくて
本人がそうしたいなら、それでいいのですよね。
「どう生きたいか?」人生の主導権は自分にあるのだから。
お客様が掌返して去っていく。。
以前は、そういったことがある度
ものすごい虚無感に襲われて、三日位何も出来なくなっていました。
無論、仕事量(収入)も減って。
けれど今は、なんとも思わなくなっている程、強くなってしまいました。笑
だって、私のお役目が終わっただけだし、必ずまた次に良いお客様が来てくださるから。
前から話しているように、私は普通の人間ですよ。
好き嫌いが激しいし、感情の波があるし、生理前はクヨクヨするし、人恋しくて寂しくなることもあるし、彼氏欲しいし。
風邪もひくし、怪我もする。
けれど、ご予約頂いたお時間だけは、治療家として生きている。それだけです。
ここをちゃんと理解して下さる方に、今後もご利用頂けたらと思います。
私が骨折しようが何しようが「それはそれ、これはこれ」と捉えられる人。(休業しておいて偉そうなこと言ってすみません)
ていうかさ、骨折するしないと、良い治療するしないって、関係あるかなあ?
もしこのまま、足首に障害が残ったとしてね、障害のある人間は、良い治療できないのかなあ?
障害があったら、ヒーラーではなくなってしまうのかなあ?
「こうあるべき」という理想に捉われて、物事の本質が見えてない人が多いですね。
そうやって、他人を、ご主人や子供をジャッジして、そこに自分で悩みを作ってる。
「こうあるべき」で自分自身も縛って、生きづらくなっているように思います。
今回も、長くなりそうなので(笑
前篇と後篇に分けますね。
(後篇へ続く)