先日、リピーターのKさんと語り合っている時に、ちょこっと話したこと。
私が愛読しているブログのひとつに、
占星術家?のジーニーさんのブログがあるのですが
星占いが当たるとかそういうのより、ジーニーさんの書く文章がすごく好きなのです。
裏表のない嘘のない真心の文章。
その中にある「人生の悪役」という記事をシェアします。
小さい時からご両親の事などで沢山傷ついてこられた様子が、
たまに出てくるエッセイ的なものから知ることができるのです。
でも、ちゃんと受け止めて、
当時の自分の気持ちも、相手の気持ちもちゃんと味わって理解して、
今は、ほんとうに愛あふれる美しい人になられている。
もちろん全てを理解して受け止めるまでには、時間がかかったと思います。
でも時間がかかっても、
いつか必ず「ああそうか」とわかって、愛と感謝を抱くことができるようになれるんですね。
私も、まだまだ成長の途中です。
心優しい、愛と感謝の人になりたい。そういう人生を生きたい。そう思います。
↓
「人生の悪役」
今日は少し強烈な内容です、と前置きをしつつ。
とてつもなく重い内容ですので、無理に最後まで読まなくても結構ですよ!
人生には悪役として登場してくれる人がたくさんいます。
その人たちは必ずなにか意味があってあなたの人生に関わってくれるのであって、
後になれば必ずその意味がわかるものです。
でもそれは、本当に人生の最後の最後かもしれないので、
無理にわかろうとしなくていいのかもしれません。
僕の場合、子供の頃から両親がその悪役をつとめてくれたおかげで、
外の世界でどんなことがあったとしてもあまり動じなくてすむようになりました。
両親にとっても辛いことだったに違いないですし、
今は人生のからくりがおぼろげに理解できているので、
父にも亡き母にも感謝の気持しかありません。
そのからくりがわかったのは、母が亡くなる直前のことでした。
過去記事:母からのプレゼント
今回はちょっと父のことを…
25歳くらいのときですから、もう20年も前の話です。
当時の僕はひどいうつに悩まされて、何年もの間なにも手につかず、
仕事もろくにできない日々が続いて、家に引きこもっていました。
ある日僕が机の上に突っ伏したまま動けない状態の時に、
父が僕の部屋に来て「なにをしてんだ?」と聞きました。
「なんにもしてない…」とだけやっと答えると、
父は決定的な一言を口にしたのです。
「君みたいな人は、首でもくくって死になさい」
父が部屋から出て行く気配を感じながら、
僕は心の底から沸き上がる強烈な思いを感じていました。
「死んでたまるか!」
その一言のおかげで、僕はその後本当にどんな危機的状況に陥っても、
物事がうまくいかなくても、行き場を失っても、
仕事で人にだまされてお金を持ち逃げされても、
「大したことではない」と思えるようになったのです。
自分の肉親に死になさいと言われた。
これ以上ひどいことは恐らく今後も起こらないでしょう。
そんなことがあっても大丈夫だったのですから、
この先どんなに大変なことがあったとしても恐れる必要はないのです。
その後しばらくして家出をして何年も絶縁状態が続いたりしましたが、
今では完全に父と和解できていい関係を続けていますよ。
それにしても、自分の息子に「死になさい」と言わなくてはいけなかった
父の胸の内はどんなものだったのでしょうね?
いつかそれさえもわかる日がくるでしょうか。
人生で最悪の時期だった当時の出来事が、
今の自分を力強く支えてくれている。
それは不思議だけれど素晴らしい、よく出来た世の中の仕組みである
と考えています。
今つらい日々を送っていらっしゃる方のヒントになればいいのですが。
とはいえ、これは「人生の悪役と我慢して付き合わなくてはいけない」
という意味ではなく、
むしろその逆であることをお断りさせてくださいね。
最後までお読みくださってありがとうございました!
すべての方に、絶え間なく愛と光が届きますように。
ジーニー